2022/09/08 20:13

好きなものを好きなように撮る


この基本に立ち返る時期を迎えたのではないでしょうか。


さまざまな技法や手法が溢れています。
そして、
さまざまなエフェクトやフィルター処理のような「データ破壊系」のお遊びも目一杯あります。

研究熱心な人たちは、ここでさらに勉強・研鑽と、努力なさいます。
でも、その姿を拝見している限り「苦しんで」いるようにしか見えないことが多いのです。


いえ、努力を否定しませんし、研究も大切でしょう。
しかし、
ここ数回の記事で重ねて記していますように、目に見えない部分・目に見えない心、といったような接点をもっと大切にしたいと感じています。


例えるなら、
CPUがムーアの法則に則って、どんどん高速化・集積化を進めたかのような歴史。でも、その成長直線はいずれ破綻するのです。
いえ、すでに破綻しています。

物理的な要素、
それは、構図なら〇〇が流行りだ!XXが人目を引くために有用な時代だ!というような、カウントできる要素を積み上げて行きますと、いずれそれは天井に達します。
もはやこの「天井」に到達している状況下で、さらに項目を積み上げてみても、苦しみ・もがいているようにしか見えないケース。そんな事例が数多く目につきます。


印刷デザイン(DTP)の世界でも、嫌というほど経験があります。
デザイナーがそのセンスを発揮して創り上げたカンプを、デザインセンスのカケラもないクライアント窓口氏が、ああでもないこうでもない!と、無限ループのような校正を繰り返します。
納期ギリギリで下版したそのデザインは、見るに耐えないレベルに落ちぶれています。

触れば触るほどに、よくない方向に進んでゆく事例です。


このような状況を突破するには、
「心の目」で会話するしかない。そのように考えています。いえ、もちろん個人的感覚に過ぎませんが。
昨日の記事
のように、次のフェーズは、もっと自由に「感じる」部分であるように見えます。


自分自身が好きなものを、好きなように撮る。
そして、その時に一番大切にしたいことは、「楽しめる・心地よく過ごせる」そんな感覚が伴っているかどうか?
ここにポイントがあるように思うのです。

好きなものを好きなように選ぶ。
そして、好きなものだけを残す。
ある方の記事にも書かれていましたように、これを追求できる人は美しく輝いて見えます。

そんな時代。
自らが導いてゆきたいものです。


ちなみに、
もう一度基本から勉強したい!という熱意のある方には、そのエネルギーにお応えできるようテキストをご用意してあります。
【もう一度カメラの基本を学び腕を磨く】pdfテキスト



過去、カルチャースクールや速習個人レッスンで使用していましたテキストを、時代に合わせてリメイクしたものです。
熱意溢れる方のチョイスをお待ちしております。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。