2022/09/21 20:20

いつもお読みくださいましてありがとうございます。

この場は、写真をベースとしたご趣味の世界をより楽しむヒントとしてお役に立てれば、と思っています。

今日は、
「天を突き刺す構図で考えること」です。

何?
天を突き刺す?

はい、このサンプルをご覧いただいた通り、建築現場の足場が天を突き刺しているように見えます。
え?
どうしてそんなものを構図の中に入れたの?
構図の外に除外してしまえばよかったよね?
そんなお声があるかもしれません。


わたし自身、最初はそのように考えました。
定番の空。定番のイメージ。
足場は邪魔だと。

でも、足場を入れて撮ってみるという方法もあるかもしれないよ。
という声が降りてきたのです。
実際に声は聞こえません。ですがそうした感覚が響きました。そして手に入ったのがこの一枚。
流れに任せるのも経験の一つだから。
その流れを100パーセント信用することも大切な学びだから。
そんなところに意識はフォーカスしていました。


この場の記事ネタとして撮ったのかい?と言われても仕方ないのかもしれません。
こんな構図もアリ?でしょ。という提案はできると思っています。
そしてさらにこの一枚から感じることがあります。

自分で撮っておいて何ですが、
「やっぱり突き刺す印象はキツい」ということも。


建築足場ですから、決して突き刺す目的の部材ではないのですね。
とはいえ、
1.やはり先が尖っているように見えますし、
2.それが美しい雲を刺しているとも捉えられる構図であることに加え、
3.撮影時点で感じた「突き刺すような...と感じたその氣持ち」がこの写真にはエネルギーとして残ったよね。
です。

以前から何度か触れてきました。
写真には、撮影時の撮影者の「氣持ちが内包される」んですよ。ってお話です。


天を突き刺す(ような)構図で考えること。
それは天でも雲でも、何でもそうだと思われますが、尖った(あるいはそれに近い印象を受ける被写体)ものが、美しいと感じる被写体と重なるように配置すると、そのイメージが一人歩きしはじめます。
また、
撮影時にわたし自身が感じた感覚、そのエネルギーが強烈にここに込められてしまって、それがかなり強く伝わります。

ええ、
そういう導きの声に従って撮ってみたのは良いのだと思っています。後悔もありません。
ヒラメキを100パーセント信用してみる体験でした。
ただ、平均点的な(これ一番ダメな発想ですけれど)見方をしますと、やはり「キツかった」ね。です。

写真の勉強、という観点からは、尖ったものを向けないほうが良いかもしれませんね。
重ねて書きますが、
「撮影者の撮影時意図は間違いなくその中に含まれ伝わる」ということ。
再確認の時間でした。



そして、ここで到達した意識は、
またまたアタマおかしくない?という方も出てくるかもしれませんが、その場合はスルーしていただいて、と前置きしてから。
Official Blog[Link]や、note.com[Link]のほうではいつも書いていますような内容です。)

この地この地球は、二極化・二元性を体験するための場所。
善悪やプラスマイナス、正誤、表と裏、そうしたともにセットでなければ存在できない対(つい)になるエネルギーを体験するために、こうした展開をトレースをさせてもらったのでしょうね、ということです。

建築足場を入れて撮ってみる。
そして、やっぱりキツいエネルギーが写真に入ったよね。と感じる。
この二つの流れを体験したからこそ「両方の味」を味わうことができたのですよ、ということ。
これらをともに体験し、ともに感じ、そして両方が存在するからバランスするんですよ!と教えてくれたこと。
ここに到達しました。

唸りますでしょう。
写真って、単にシャッタータップするだけの使い捨ての媒体ではないのですね。
何でも勉強です。そしてどこでも学びになります。

本日も最後までお読みくださいましてありがとうございます。